今から16年前の今頃、1998年のボクは東京での一人暮らしにわくわくしてました。ぼくと同じ1979年生まれは約25,000人岐阜県にはいたんですけれど、18歳になったタイミングで約5,000人減ります。進学や就職で地元を離れるから。もちろん、県外から岐阜の学校に通う人だっているしその為に引っ越してくる人もいる。けれど、それでも大きく減るっていうのは、岐阜の高校生の大半が進学は県外にしちゃうからなんです。

82%以上の高校生が、県外の大学に進学している事実。

名称未設定


愛知・東京・福岡など大都市圏や、北海道・沖縄などは県外進学率が結構低い。けれど、ほかの地方だと岐阜ほどでないにしても60−70%が大半。(っていっても岐阜の82%の流出はワースト10入りなんですが)進学して、そこで就職して彼女で来て結婚したら帰ってこない。。。ってのはよくある話。

それじゃ地元の大学の定員枠が足りないかというと、2013年度の私学を見ると・・・

岐阜経済大 定員400名 入学310名 
朝日大学  定員628名 入学479名
岐阜聖徳学園大学 定員650名 入学659名
(各大学の情報公開ページより)

って感じですね、県内の定員の多いところを調べてみたんですけれど。
でもって、学部によっても偏りが結構ある感じですね、細かく見ていくと。

朝日大の文系の受験者の合格率は96.4%(経営学部経営情報学科は100%)でした。岐阜県内に大学の枠がないかといえば、県内私大での充足率を見ても、まだまだ可能。とはいっても、大学進学率は55%を超えていますから、岐阜県内の大学だけではまかなえず県外に進学するのはわからなくもないし、実際岐阜県内には芸術大学はないので、テーマやレベルに合わせて学びたくって県外に行くのは普通だし。高校を出て大学に進学する子は学校基本調査(H21)のデータで9,720人いて、県内の大学に入る子は1,727人だからいずれにしても圧倒的に収容力が足りないのは間違いない事実。

とはいえ、県内大学と県内高校生の接点をいかに増やすかは大事でしょう。そもそも、そうでないと県内の私大などの中には、中期的には経営が立ちいかないところも出てくるでしょう。

また、県外に進学した後に帰ってきてくれるかも、問題。
いかに高校時代にでは地元の会社や地元の魅力を伝えられるのは大きな課題。

今日は問題提起までだけれど、こうした問題に立ち向かうG-netでありたい。
だから100選だって、インターンだってシゴトリップだってしてる。
微力かもしれないけれど、少しでも1ミリでも変えたいから。
でも、1ミリじゃダメだなぁ、本当に変えていかないと。

結局、地域を良くする人がふえないと、地域は良くならないから。
だからもっともっと力がほしい。もっともっと努力しよう。

ではでは。

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