この前とある国会議員さんと話していて産業政策についてのご意見交換になった際に、おっしゃったのがこんな言葉。

名称未設定


昨日は、中小企業庁の方々とご意見交換する中で、以前の中企庁長官のなかには、補助金を全廃して、中小企業支援は、コンサルと金融に特化すべきだという私見を持った方もおいでになったという話を耳にして。
極論だけれど、かなりの説得力もまたあると思うんだよなぁ。

そもそも、私企業は自分たちの儲けのためにビジネスに一生懸命取り組んでいるのに、公益だとか弱者支援とかって理由で補助金の投入は必要なのか。みんなに補助金情報が生き割っているかといえばそうでなく、知っている人、申請書と報告書を行政が望むように書いてくれる人(使い慣れている人)に対して重点的に個別に情報提供している中で、確かにWEBにあげたといえばそれだけだけれど、公正な市場競争を逆に歪めていないか?
行政が、成長分野を定めて、かつ見込みのある企業に補助を通じて重点支援するというけれど、そんな目利き力があるというのか?(あるんだったらVCでもやったらよいよ、自分の金で)

そして、なによりもらった人は

一度やったらやめられない。
麻薬のようじゃないか、ダメ絶対!


って感じ。もちろんみんながみんなってことじゃないけれど。
使うのならば、そこに依存することなく、収益を今後産んでいく新たなチャレンジを加速させるための補助エンジンとして活かせるかどうか。本業の運転資金的に使い出したら、やばいっす。

だけど、一度もらうと美味しいから、次の補助はないかと探し続けちゃう。
最近訪問したとある企業も、よく役所のそういうページを見てる。またほしいもん。。。と。

ものづくり補助金、持続化補助金、創業補助金・・・

とここのところ、矢継ぎ早な補助金祭りは、なんだか終わりの始まりじゃないか。
とおもったりする。創業したらお金くれる、って。。。
そりゃ、くれるなら嬉しいよみんな。
だけれど、財源は無限じゃない。開業率が減っているのはチャレンジャーが減ったんじゃなく、生産年齢人口が減ってきていることに起因するのではないか?

もちろん、初期投資が膨大に成る基礎研究や、国家間競争の激しい分野での研究開発など、私企業だけでは競争力が維持できない分野が在るのは理解していますし、補助金を上手く活用してその後収益を上げていっている中小企業の存在も存じ上げています。

もらっていると、時に顧客でなく、お金をくれる行政を大事にしちゃわないか?
目がお上を向く、、、ヒラメになりはしないかという、不安。

意義も在る。でも、それを超える弊害やリスクが有るのでは、ともおもうのです。
(ちなみに、G-netの補助金への依存は、例年0−5%程度です)

ではでは。

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