もうどこで聞いたかも覚えていないけれどとても印象に残っている論語の話。随分と前、多分高校生の時とかかなぁ。

中国きっての思想家といえば孔子。孔子といえば、論語。
で、その論語のなかの一節に、こういう下りがあったわけです。
君子って、どういう人かって話の中で。めちゃ、意訳ですがw

イケてる人(君子ねw)は、
10人いたら皆が絶賛するヒトってことでなく、
10人みんながdisるひとのことでもない。
10人いたら5人がイケてるって言い、
5人はイマイチだっていう人だ。それを君子って言うんだ。


実際の、漢文とかは以下ですね。
ぐぐったところ出てきたサイトから引用。

[白文]24.子貢問曰、郷人皆好之何如、子曰、未可也、郷人皆悪之何如、子曰、未可也、不如郷人之善者好之、其不善者悪之也、
[書き下し文]子貢問いて曰く、郷人皆これを好まば何如(いかん)、子曰く、未だ可ならざるなり。郷人皆これを悪まば(にくまば)何如。子曰く、未だ可ならざるなり。郷人の善き者これを好み、その善からざる者これを悪むに如かざるなり。
[口語訳]子貢が質問して言った。『郷里の人がみんな人を褒める人物ならどうでしょうか。』。先生が言われた。『まだ十分ではない。』。子貢が言った。『郷里の人がみんな人を嫌う人物ならどうでしょうか。』。先生が言われた。『まだ十分ではない。郷里の人の中で、善人に好かれ悪人に嫌われるというのが一番である。』

[解説]孔子はすべての人から褒められることを十分でないとし、すべての人から嫌われるのも良くないとしたが、人間関係の中でも是々非々を明らかにするために善人に好かれ悪人から嫌われる境地を目指したのである。


これ、好きなんですよねなんか、とっても。
現状を変えていきたいって思う発言に対しては、肯定するヒトもいれば、現状維持を主張する人達だっている。そりゃ、いまの状況に恩恵を受けていれば変えることは望まないし、今のママがいい。だから、高い志を持って正論を語り行動する人は賛否両論なんだと思う。

確かに皆にとって耳障りの良いことばかりをいえば、みんな「いいね」って言ってくれるかもしれない。でも、だれにとってもよい、なんてありえないし、結局そんなんじゃなにもよくならない。

正論って、時に人を傷つける

じゃないですか。いや、時に、っていうよりもいつも、かも知れない。
なんだろう、それと同じものを思うのですよ、この論語の一節から。

だから、新しいチャレンジをするってときに、そして何か意見する時に、
みんながみんな評価してくれなくって、不安なときに、この一節を思い出したりするのです。
変えていくことは、本当に必要な変化だとしても「今が良い」って人にとってはそれはネガティブなこと。だから、賛否両論なんだろうって、思うのです。

胸を張って、評価も非難もあることを是として、意見すればいい。
手を挙げて行動していけばいいなぁって思います。

akimoto_03


あ、別に何かあったわけじゃないですよw
ちなみに、この意訳だけ覚えていて、原文を忘れていたんですね。以前、Facebookでこの意訳を貼り付けて「誰か知りませんか―?」って聞いたら、教えてもらえました。ソーシャルメディアってすごいなぁ、って思った瞬間の一つ。

ではでは。

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