26日は、にっぽんど真ん中祭り「ファイナルシード決定戦」の審査員をさせていただきました。お声がけいただき審査員を担当させていただいて、何年になるでしょう。数年前から、だと思います。

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※ゲスト演舞をする「バサラ瑞浪」さん

いやー、今回も釘付けになる演舞の連続でしたよ。かなりレベルが上がってるな、と改めて思いました。
そんななかで、アキモトが今回特に注目をしたのは「鳴海商工会 猩々」のみなさんでした。

札幌のよさこいソーランでのトレンドを受けてかわかりませんが、やはり最近は「エネルギー」「迫力」「スピード」「きれいさ」などが評価され、プロ顔負けの見応えのある演舞がかなり増えました。それ自体は、とても素晴らしいことやと思います。

一方で!どまつり創設以来の理念である「観客動員ゼロ」…つまり、誰もが参加者として踊り、参加できるイベントということと、プロ顔負けのチームのみが大賞に該当するということは、相反することのようにも思えるのです。

演舞において迫力や技術を追求すれば、多様性や包摂性みたいなものと大きな断絶に向かっていってしまうのでは…とも思います。ここのところ、ファイナルはレベルの高い常連チームばかりになってしまった…との声も聞かれます。(いや、それはそれである一面素晴らしいことなのですけれど)

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※第18回大賞「岐阜聖徳学園大学 柳」の演舞の様子(どまつり公式ページより)

そういう問題意識の中で、応募書類には0歳から79歳までとメンバーの年齢を記し、実際に小さな子供や高齢者も多くメンバーにいた「鳴海商工会 猩々」のみなさんの踊りは、「どまつり性」…つまりどまつりの目指すべきものを考えるうえでとても象徴的だとも思いました。

どまつりって、審査項目は2つのみ、なんですね。「どまつり性」と「エンターテイメント性」の各200点。中でもどまつり性というのは、あなたの街にしかない個性…つまり地域性やユニークさ、ストーリーなどを評価するもの。
そして、エンターテイメント性は、踊り・曲・構成など技術や芸術面による評価。この、どまつり性には、多くの人たちが集い繋がることもまた含まれるのだと思います。

今年は第19回目、そして来年は節目となる第20回大会を迎えます。以前、審査会で振付師の三浦亨さんが「どまつりは、単に技術を競うダンスコンテストなのか?」と問うていたことを思い出します。

地域に根付き、地域の多くの人々が気軽に、そして多様な人々が参加できるお祭りであるか。技術や完成度の高さを競う人々もいれば、世代を超えて楽しむ人々もいる。そうした多様なあり方の象徴として、鳴海商工会のみなさんの演舞にこれからの可能性を感じたように思えました。
高いエンターテイメント性とともに、多様な人々で楽しむどまつり性のハイブリッド。
ダンス甲子園ではなく、どまつりだからこその魅力はなんなのか。
これからのあり方を考えるヒントだと思うのです。

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あ、昨年に続き、イチロー選手の父・チチローさんと審査員をご一緒させていただきましたー!ということで記念にw

※秋元個人の感想であり、他の審査員や組織委員会を代表するものでは全くありません。