新型コロナウィルス感染症の拡大が顕著になってから早1年、大きな影響が様々なビジネスの現場にも色濃くでています。 日々地域の中小企業やお店の相談を受けながら、やはりコロナウィルスの影響なしには現場語れないと思います。そんな中、中小企業の最大の強みは、何といっても小規模だからこその小回り。すなわちスピード感を持って事業展開できることに尽きると思うのです。

一方で、未曾有の危機の中で大企業の転換こそ非常にスピード感がある。例えば旅行代理店大手hiエスは昨年4月緊急事態宣言が出た直後、4月8日にオンラインでの旅行プログラムを着想し、たった9日後17日には無料で試験的なサービスをスタートしています。
そして居酒屋大手の和民は、「居酒屋 和民」「坐・和民」の全店と「旨唐揚げと居酒メシ ミライザカ」「三代目 鳥メロ」の一部店舗など120店舗を焼肉屋に業態転換しているわけです。
いずれも大企業ですが、強烈な危機感とともに大きな事業の転換をスピードとともに行っている。

じゃあ改めて問われるのは、小さな会社やお店はどうだ?ということ。
何とか現場を耐え忍んで、元のように戻る日を待ち望んでいるだけでは無いだろうか。座して死を待っているべきではなく、そして元には戻らないのだろうから、いかに時代に先駆けて小さな事からスピード感を持って転換しチャレンジしていけるかが問われると思うのです。

ウェブでの情報発信やSNSの活用はもちろん必須。またネットショップなどオンライン販売 などにも取り組みたいものです。そして、新しい働き方や生活の仕方に合わした、新たに生まれたニーズに対応する新商品や新サービスの展開。とはいってもこんな状況です、いかにお金をかけずに小さくともスピード感を持ってチャレンジできるかと言うことが大事だと重ねて思います。


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秋元 祥治

▼岡崎ビジネスサポートセンター・OKa-Biz センター長
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