僕21歳で、大学在学中に岐阜でジーネットと言うNPOを創業したんですけれど、今日はそのお話をちょっと、久しぶりに書きたいと思います。
結構久しぶりの 年下の、ソーシャルビジネス経営者から連絡をもらって、いわば経営の相談のようなお話だったんですけれども、思いのほか盛り上がって2度オンラインでお話をしたわけです。
そんな中で僕自身のこれまでの経験を振り返ったり思い返すことも多くて、忘れないうちにその経験は言葉にしたほうがいいし、誰かにシェアしたらいいなと思ったのでブログを久しぶりに書くことにしました。

16年間僕自身は代表理事として形をしてきて、もちろんいいこともきついこともいろいろあったわけです。
苦しかった事は、それは債務超過になって資金繰りに窮したときや、スタッフが離れていく時。仕事がうまくいかない中でプレッシャーを感じた時など、それは書き出せばキリがないと思うんです。債務超過になって親に土下座してお金借りたこととかもあったけれど、でも、そんなことより自分自身が苦しかったな、と思うのは、

経営が厳しい時に、取材を受けたり講演をすること

が何より厳しかったのです。

人前で講演をしたり取材を受けるときには、事業がうまくいってるように語ることを期待され、そしてその先のビジョンや夢を描き語ることを求められる。
一方で実態を振り返れば現実は厳しく、スタッフや資金的にも苦しい状況。そういう状況を心の内に抱えながらも外面は良くしなければならない。このギャップが今振り返ると1番何よりも厳しかった苦しかったような気がします。

そして当時のぼくはそれだけでなくて、窮地にいるということを誰かに相談できたり語れたりできなかったことが苦しかったのだろうと。
結局、ホントににっちもさっちも行かなくなったときに応援してくださる経営者の方々に泣きつき、相談させてもらったときに、

あ、もっと相談して頼ってよかったんだ

かっこ悪いところも苦しいことも言ってよかったんだ

と思ったことを、そして思い出しました。
いや、今日のブログになにか結論とか主張があるわけでないし、考えを説きたいわけでもないんですけれど、自身の経験や考えたことをちゃんとやっぱり書いたら誰かのなにかの役に立つのかもしれない、と思ってやっぱり発信しようとおもいまして。

ジーネットで16年経営してきたことも、中小企業支援の現場で8年取り組んできた中で感じたこともちょくちょく書きます。すっかりブログでオピニオンを発信することから遠ざかっていましたが、またしようかな、と。

また読んでくださいー。

あきもと