改めて16年のジーネットの頃振り返ってみて、あのときの自分は、経営判断を明確に間違えた!…と思うことがあるんですよね。今日は、そういう話をちょっと振り返って書いてみることにします。
今ではふるさと兼業や、長期実践型インターンシップ、あるいはみぎうで採用支援など人材にフォーカスをした地域活性化を取り組むNPO =ジーネットと思っていただいている方も多いだろうと思う。しかし、もともとはと言うと、2001年10月に始めたジーネットは、野外ライブやフリーペーパーを通じて、挑戦するひとを応援すると言う取り組みだったんです。

夏の野外ライブイベント「ビーンズフェスタ」は、回数を重ねるごとに大きくなり最終的に第7回には10万人近くのお客さんが集まるようになりました。フリーペーパー「ORGAN」(のちにBeans!にリブランド)も年4回32ページ、各2万部発行していました。イベントもフリーペーパーも補助金や行政予算はほぼ入っておらず、広告やスポンサーで成り立っていたんです。

G-netを始めた理由、ビーンズフェスタや雑誌「ORGAN」へ。
(2014年に書いた記事、創業の経緯や思いをかんたんにまとめてます)
http://akimotoshoji.blog.jp/archives/51419752.html
一方で2004年からNPO法人ETIC.(東京)が進めるチャレンジコミュニティ創生プロジェクトに選ばれました。全国5箇所のうちのひとつとして、地方都市で長期実践型インターンシップを事業化しようという取り組みで、実際に「ホンキ系インターンシップ」と銘打って、岐阜で取り組みをスタートさせました。
イベントやフリーペーパーを中心としたジーネットから、インターンシップや採用支援につながる人材のジーネットに転換するタイミングになったわけですが、まあそうも簡単には行かないわけでしてw
これまでのイベント・フリペといった取り組みと、新たに始めた長期実践型インターンシップの取り組みに、経営リソース(ま、おもには人ですね)がまた裂きになってしまったわけです。
で・・・どちらも中途半端になり、いずれの事業も思うような収益を上げられず、経営は2−3年かけて厳しい状況に。
ただそんな中でもイベントやフリペは、自分自身がゼロから立ち上げた事業で、思い入れと愛着があるからこそ、なかなか止めることができなかったんですよね。
そして「もう少し頑張れば何とかなるはずだ、そのために人員を強化したらいいはずだ・・・と採用強化したり」と言う楽観的な対策で、「選択をしたり集中をする」経営判断を先送りしてきたことが今思うと、大きな過ちだったように思います。
客観的に捉えれば、あるいは論理的に考えればシンプルに整理できることでも、思い入れや愛着がその判断を鈍らせたり間違えることにつながると言うのが自分自身を振り返ってみてこのことからの学びです。
新たな投資や、あるいは事業の撤退等の判断の際には、今でも自分自身この時のことを思い返し、思い入れや愛着から行き過ぎたバイアスがかかっていないだろうか?と振り返るようにしています。
僕の1つの経験からですから、正しいか正しくないのかわからないけれど、読んでくださった誰かの後姿になったり何かの参考になったらうれしいなと。それで今日もブログを書きました。
今ではふるさと兼業や、長期実践型インターンシップ、あるいはみぎうで採用支援など人材にフォーカスをした地域活性化を取り組むNPO =ジーネットと思っていただいている方も多いだろうと思う。しかし、もともとはと言うと、2001年10月に始めたジーネットは、野外ライブやフリーペーパーを通じて、挑戦するひとを応援すると言う取り組みだったんです。

夏の野外ライブイベント「ビーンズフェスタ」は、回数を重ねるごとに大きくなり最終的に第7回には10万人近くのお客さんが集まるようになりました。フリーペーパー「ORGAN」(のちにBeans!にリブランド)も年4回32ページ、各2万部発行していました。イベントもフリーペーパーも補助金や行政予算はほぼ入っておらず、広告やスポンサーで成り立っていたんです。

G-netを始めた理由、ビーンズフェスタや雑誌「ORGAN」へ。
(2014年に書いた記事、創業の経緯や思いをかんたんにまとめてます)
http://akimotoshoji.blog.jp/archives/51419752.html
一方で2004年からNPO法人ETIC.(東京)が進めるチャレンジコミュニティ創生プロジェクトに選ばれました。全国5箇所のうちのひとつとして、地方都市で長期実践型インターンシップを事業化しようという取り組みで、実際に「ホンキ系インターンシップ」と銘打って、岐阜で取り組みをスタートさせました。
イベントやフリーペーパーを中心としたジーネットから、インターンシップや採用支援につながる人材のジーネットに転換するタイミングになったわけですが、まあそうも簡単には行かないわけでしてw
これまでのイベント・フリペといった取り組みと、新たに始めた長期実践型インターンシップの取り組みに、経営リソース(ま、おもには人ですね)がまた裂きになってしまったわけです。
で・・・どちらも中途半端になり、いずれの事業も思うような収益を上げられず、経営は2−3年かけて厳しい状況に。
ただそんな中でもイベントやフリペは、自分自身がゼロから立ち上げた事業で、思い入れと愛着があるからこそ、なかなか止めることができなかったんですよね。
そして「もう少し頑張れば何とかなるはずだ、そのために人員を強化したらいいはずだ・・・と採用強化したり」と言う楽観的な対策で、「選択をしたり集中をする」経営判断を先送りしてきたことが今思うと、大きな過ちだったように思います。
客観的に捉えれば、あるいは論理的に考えればシンプルに整理できることでも、思い入れや愛着がその判断を鈍らせたり間違えることにつながると言うのが自分自身を振り返ってみてこのことからの学びです。
新たな投資や、あるいは事業の撤退等の判断の際には、今でも自分自身この時のことを思い返し、思い入れや愛着から行き過ぎたバイアスがかかっていないだろうか?と振り返るようにしています。
僕の1つの経験からですから、正しいか正しくないのかわからないけれど、読んでくださった誰かの後姿になったり何かの参考になったらうれしいなと。それで今日もブログを書きました。