ここのところ、少しずついろんな方々の個別の相談を寄せていただいて、ズームでコミニケーションすることが増えました。今朝は、地域の活性化やソーシャルビジネス支援をしている方 に、相談をいただきオンラインでご意見交換。1時間の予定がずいぶんと超過して、2時間と盛り上がりました。

地域活性化の取り組みをいくつかの地域で手がけているんだけれど、どのようにして地域全体を巻き込んでいくのか?どうしたら皆の合意形成を得ながら進めることができるのか?

と言うご相談でした。

私の結論は、地域全体を巻き込む、皆の合意形成を得てから取り組むと言う考え自体をやめたほうがが良いのではないかと言うこと。
順番に挨拶をして、お酒を酌み交わして(コロナだから、ま、今は難しいけれど) 関係を築きながら、みんなを巻き込んで進めていくのいうのは、それそのものがとても大変だし、飲んで仲良くなる関係性は、結局その後も飲みつづけないとなかなか維持されないように思いますw

むしろ、大事なのは共感したり行動できる人と、小さくてもいいから始めること。
始めた事をちゃんと突き抜けて成果が出るまで取り組むこと。
そうするとそれを見て、認めてくれたり、一緒にやろうと声をかけてくれたり、仲間に加わってくださる人が増えるのではないだろうか。

テーブルの上に、1枚の大きなハンカチが広げて置かれているとしましょう。
このハンカチを、そのまんま広がった状態で四隅を持ち、全体を保ったままで上に引き上げるのはなかなか難しいこと。
スクリーンショット 2021-10-04 14.54.17

しかし、例えば中央の1カ所つまんで持ち上げれば、つまんだところを頂点にして当然ハンカチが引き上がってくる。
このように、できる人と、共感してくれる人と、小さくていいから具体的に始めること。
そしてわかりやすく、 かつ具体的な成功事例を見出して、それを発信することで新たな仲間や味方を巻き込んでいくと言うことが、 実は1番の近道ではないかと思うのです。

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秋元 祥治

▼岡崎ビジネスサポートセンター・OKa-Biz センター長
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▼内閣府 地域活性化伝道師/岐阜大非常勤講師
  早稲田大社会連携研究所招聘研究員
  慶應義塾大学SFC研究所所員
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